地震の日

地震の起きた時は寝てた。
地震で目が覚めた。
目は覚めたけど、そのまま横になったままで収まるのを待っていた。
しかし、なかなか収まらない。
ゆらゆらゆっくりとした揺れがいつまでも続いてる。
普通は最初に小さい揺れ、少しして大きく揺れて、その後は小さくなってくのが普通。
この時はむしろ徐々に揺れが大きくなっていった。
揺れそのものは怖くなるほどのものでは無かったので落ち着いていた。
1分以上揺れ続けてやっと収まった。
そして思った。「これは震源地ではすごい事になってるかもしれない」
以前にも今回と同じ様に長い揺れを経験した事がある。
それは阪神淡路大震災の時だ。
その時も寝てた。
その揺れも確かに長かったが今回よりは短かかった。
揺れ幅も最初からほぼ一定の大きさで揺れていた。
テレビを見ると震度7の大地震が起きた事が速報されていた。
その後、ずっとテレビの生放送を見てた。
港の堤防を海水が乗り越えていく。
船や車も流されていく。
ハイチ地震で見た映像よりすごい映像が次から次へと続く。
海上を何本もの津波が海岸に向かって進んでいく映像が一番衝撃的。
あんな状態で岸に進んでくるのは挿絵や漫画では比較的よく見るけど、実際の映像で見る事はほぼ無い。
地上を陸の奥に向かって舐めるように進む津波をヘリコプターが空撮した映像がいくつも流れたけど、人はほとんど見えない。
みんなすぐに避難したか、あるいは家ごと巻き込まれて見えないだけなのか。
地震対策のおかげか、倒壊した建物は少なく見えるのに津波には無力だったようだ。