アニメと単行本

タイタニアは原作の小説が現在3巻まで刊行されていて、その2巻までを全26回のアニメにしています。
つまり割合から言うと単行本1冊を13回のアニメにしてる訳ですね。
原作の小説、アニメとも全部見ましたが、さすがにこれくらい余裕があると原作のほとんどのエピソードがアニメ化されてます。

グイン・サーガは原作は100巻以上あり、その最初の16巻までを全26話でアニメ化しています。
原作は読んだことがありませんが、おそらくかなり抜けてる部分もあるのではないでしょうか。

通称「もしドラ」の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」はたった一冊のライトノベル*1が全10話のアニメになりました。
アニメは見てませんが、原作は読みました。
割合から言うとアニメ化に際してすごい膨らまし方ですが、原作は小説・ライトノベルとして見ると書き方に非常に特徴があります。
それは情景描写・背景描写がほとんど無い事です。
極端な話、主人公のみなみはポニーテールだとみんな思ってますが、原作にはポニーテールとはどこにも書いてなかったと思います。
表紙のイラストを見てみんなそう思ってるだけです。
みなみだけでなく登場する人物全てについて、立場とか性格については書いてあっても容姿についての記述はありません。
場所や建物についても同様でほぼ記述はありません。
ストーリーに不要なものは全く無し。
このあたりはビジネス書らしいドライな書き方ですね。

*1:本の種別からするとビジネス書になるらしいですが、1ページあたりの文字数とか体裁から見ればあきらかにライトノベル