SPACE BATTLESHIP ヤマト

実写版ヤマトですが、これはこれで「あり」ですね。
新作アニメの宇宙戦艦ヤマト復活篇が訳の分からないアメコミ版ヤマトみたいなのになったのに比べて遥かにまともです。

製作発表時はアニメ*1とのギャップで私の周りの人には評判が良くなかったのですが、無理にアニメの設定にこだわらなかったのが良かったようです。

セットも従来の日本のSF映画のような安っぽさが無いし、CG部分もまあまあです。
基本的にセットは船の中しか必要ないので全編通してもそれほど数は要らないし、大きさも狭くて済むでしょうからその分お金を集中できたのかな？

木村拓哉が目立ち過ぎですが、主役なので仕方ないでしょう。
顔の動きがちょっと軽いので、もう少し重厚な感じで演技してくれたらもっと良かったと思います。
航海班長役の緒方直人が古代*2役をやっていたらそうなったでしょう。

黒木メイサは顔は韓流スターみたいなのですが、レザーパンツのシルエットはやっぱり日本人ですね。
似合ってる、似合ってないというよりお尻のあたりが貧弱に見えてしまいます。

ナレーションはなぜあんなにゆっくりなんでしょう。
一音一音を区切ったような読み方です。
もう少し普通に近い速さで読んだ方が良かったでしょう。

中盤までに比べて終盤の部分が弱いです。
イスカンダルの正体が分かってから後は戦闘シーンも急に寂しくなって、それなのに時間食い過ぎです。
エンディング曲も合ってません。

もう少し上映時間を長くできるなら、前半のヤマト建造・発進あたりと終盤をもう少しきっちり内容濃く仕上げて欲しいです。

*2:今回木村拓哉が演じたヤマト戦闘班長