コララインとボタンの魔女

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予備知識全く無しで見ました。
「これはCG?・・・にしては自然と言うか、これをCGで作ってるとしたらものすごい手間だけど本当にCG? 毛糸とか繊維みたいに細かいのはCGだと大変なのに変だなぁ」
「もしかして人形劇?・・・にしては糸無いけど?」
こんな事を考えながら最後まで見ました。
後で調べたらCGじゃなくてストップモーション・アニメーションでした。
人形などを少しずつ動かしながらコマ撮りしたものを連続して再生するアニメーション手法です。
背景とか部分的にはCGを使って合成してるとは思いますけど。
CGと間違うぐらいですから映像は非常に綺麗です。
CGだとどうしても表面がのっぺりした感じになってしまうのですが、実際の人形を使ってるだけあって自然な布の風合いが良いです。
ストーリーは子供向けのファンタジーです。退屈な毎日を過ごしていた女の子が家の謎の小さなドアを通ってみたらそこにはこちら側とそっくりな家と両親が居た。全然かまってくれないこちら側の両親と違ってあちら側の両親と一緒にいると楽しい事がいっぱい。何度か通っていたら大変な事になって・・・。
原作者はイギリスのSF・ファンタジー作家で「コララインとボタンの魔女」もヒューゴー賞取ってます。ヒューゴー賞はSF作品の賞らしいのだけど、これどこがSF? 作家が他にSFを書いてれば子供向けファンタジー作品でもありなのか?
アメリカ映画ですが主人公のコララインがあんまりアメコミっぽくなくて結構かわいいです。顔が左右対称じゃなくて、最初から生意気っぽく鼻と口が曲がったデザインになってます。デザインしたのは日本人だそうです。
子供と一緒に家族で見ると良さそうです。